| |||
|
|||||||||||||||||||||||||||
発生動向総覧
|
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||
2類感染症: | 結核 257例 | ||||||||||
3類感染症: | コレラ1例(感染地域:パキスタン) 細菌性赤痢7例〔感染地域:長野県1例、山口県1例、国内(都道府県不明)1例、インド2例、インドネシア1例、滋賀県/中国1例〕 腸管出血性大腸菌感染症28例(うち有症者24例、HUS 2例)
|
||||||||||
4類感染症: | A型肝炎2例(感染地域:熊本県1例、タイ1例) エキノコックス症1例(多包条虫_感染地域:北海道) つつが虫病6例(秋田県3例、青森県2例、岩手県1例) デング熱1例(感染地域:ブラジル) 日本紅斑熱2例(感染地域:和歌山県1例、鹿児島県1例)
|
||||||||||
5類感染症: |
(補)他に報告遅れとして、コレラ1例(感染地域:インド)、細菌性赤痢1例(感染地域:東京都)、E型肝炎2例(感染地域:ともに愛知県.感染源:ともにいのしし肉)、レジオネラ症1例〔肺炎型_感染地域:岐阜県(温泉)〕、急性脳炎6例〔麻疹ウイルス1例(20代)、単純ヘルペスウイルス1例(10代)、A型インフルエンザウイルス1例(3歳)、病原体不明3例(0歳、2歳、10代)〕、クリプトスポリジウム症1例(感染地域:韓国)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(60代)、髄膜炎菌性髄膜炎1例(感染地域:国内)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000カ所)、眼科定点(約600カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第12週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(7.2)、秋田県(5.3)、岩手県(3.3)、北海道(3.0)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症は244例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約67%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では石川県(1.10)、富山県(1.07)、青森県(1.02)、広島県(0.90)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では富山県(4.8)、埼玉県(4.0)、新潟県(3.7)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は微減したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態である。都道府県別では鳥取県(12.8)、大分県(12.5)、三重県(10.5)、滋賀県(10.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.6)、和歌山県(3.6)、福井県(3.2)が多い。手足口病の定点当たり報告数は3週連続で増加した。都道府県別では熊本県(2.9)、佐賀県(2.1)、長崎県(1.8)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態である。都道府県別では石川県(3.3)、長野県(2.8)、富山県(2.8)、新潟県(2.3)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福井県(0.09)、栃木県(0.06)、千葉県(0.04)、島根県(0.04)が多い。風しんの報告数は横ばいであった。都道府県別では東京都5例、愛知県、大阪府から各2例が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は3週連続で増加した。都道府県別では島根県(1.4)、山口県(1.1)、長野県(1.1)が多い。麻しんの報告数は微増し、27都道府県から215例の報告があった。都道府県別では千葉県32例、東京都28例、埼玉県27例、神奈川県21例、北海道18例、宮城県17例、栃木県、大阪府から各8例、茨城県、山梨県、広島県から各6例、香川県5例、和歌山県、岡山県、福岡県から各4例、群馬県、長野県、兵庫県から各3例が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では宮崎県(1.3)、新潟県(1.2)、高知県(1.2)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では福島県(2.3)、沖縄県(1.9)、群馬県(1.5)が多い。成人麻しんの報告数は17都道府県から82例と第18週以降増加が続いている。都道府県別では、東京都23例、宮城県15例、神奈川県10例、埼玉県8例、北海道4例、岩手県、山形県、和歌山県から各3例、千葉県、愛知県、兵庫県、福岡県から各2例、茨城県、新潟県、大阪府、岡山県、熊本県から各1例の報告があった。
◆ 麻しん
→ 麻しんの流行がみられたため、速報として公開しました。記事へ
Copyright ©2004 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved. |