発生動向総覧
※2008年5月12日の法改正に伴い、疾病の名称および並び順を一部変更しました。
〈第16週コメント〉 4月22日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 328例 |
3類感染症: |
腸管出血性大腸菌感染症20例(有症者13例、HUS 1例)
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感染地域:国内19例、イタリア/フランス1例
国内の感染地域:新潟県4例、東京都3例、愛知県2例、広島県2例、宮崎県2例、岩手県1例、福島県1例、埼玉県1例、兵庫県1例、国内(都道府県不明)2例
年齢群:1歳(1例)、5歳(1例)、6歳(5例)、8歳(2例)、10代(2例)、20代(4例)、30代(2例)、40代(1例)、50代(2例)
血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(8例)、O26 VT1(4例)、O91 VT1・VT2(1例)、O146 VT1(1例)、O157 VT1(1例)、O157 VT2(1例)、O157 VT1・VT2/O1647 VT1・VT2(1例)、その他・不明(3例)
累積報告数:268例(有症者177例、うちHUS 8例)
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4類感染症: |
E型肝炎1例(感染地域:中国_感染源:不明) つつが虫病1例(感染地域:宮城県) デング熱2例(感染地域:インドネシア1例、マレーシア1例) マラリア1例(熱帯熱_感染地域:ガーナ)
レジオネラ症6例(肺炎型6例)
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感染地域:兵庫県3例(温泉2例)、新潟県1例(温泉)、東京都1例、中国1例
年齢群:50代(1例)、60代(1例)、70代(2例)、80代(2例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢14例(腸管アメーバ症12例、腸管外アメーバ1例、腸管及び腸管外アメーバ1例) |
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感染地域:東京都3例、福島県1例、岐阜県1例、三重県1例、大阪府1例、愛媛県1例、国内(都道府県不明)5例、中国1例
感染経路:経口感染3例、性的接触5例(異性間3例、同性間1例、異性間・同性間不明1例)、不明6例
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ウイルス性肝炎3例
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B型2例_感染経路:創部への血液付着1例、不明1例
C型1例_感染経路:不明
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急性脳炎1例
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B型インフルエンザウイルス_年齢群:1歳
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クロイツフェルト・ヤコブ病2例
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孤発性プリオン病古典型1例
孤発性プリオン病その他1例
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後天性免疫不全症候群24例(AIDS 9例、無症候14例、その他1例)
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感染地域:国内16例、タイ1例、国内・国外不明7例
感染経路:性的接触22例(異性間6例、同性間13例、異性/同性間2例、異性間・同性間不明1例)、不明2例
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ジアルジア症4例(感染地域:山形県1例、千葉県1例、宮崎県1例、ジブチ1例)
梅毒9例(早期顕症II期6例、無症候3例)
破傷風1例(年齢群:70代) バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例(遺伝子型:不明_菌検出検体:カテーテル)
風しん3例(検査診断例2例、臨床診断例1例) |
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感染地域:東京都1例、滋賀県1例、福岡県1例
年齢群:3歳(1例)、15〜19歳(1例)、60代(1例)
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麻しん21例〔麻しん(検査診断例2例、臨床診断例10例)、修飾麻しん(検査診断例)9例〕
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感染地域:国内21例
国内の感染地域:千葉県3例、神奈川県3例、福島県2例、東京都1例、大阪府1例、兵庫県1例、和歌山県1例、香川県1例、佐賀県1例、宮崎県1例、鹿児島県1例、国内(都道府県不明)5例
年齢群:1歳(4例)、2歳(2例)、5〜9歳(2例)、10〜14歳(4例)、15〜19歳(3例)、20〜24歳(1例)、30〜34歳(2例)、35〜39歳(1例)、40代(2例)
累積報告数:255例〔麻しん(検査診断例77例、臨床診断例125例)、修飾麻しん(検査診断例53例)〕
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(補)他に、細菌性赤痢1例、腸管出血性大腸菌感染症1例の報告があったが削除予定。また、2009年第15週までに診断されたものの報告遅れとして、急性脳炎3例〔ノロウイルス1例(1歳)、病原体不明2例(1歳1例、2歳1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例〔30代1例、60代1例(死亡)、70代1例(死亡)、80代1例〕、バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例(遺伝子型:VanB 1例_菌検出検体:血液/創面、遺伝子型:VanC 1例_菌検出検体:腹水)、風しん2例〔臨床診断例2例.感染地域:北海道1例、大阪府1例.年齢群:5〜9歳(1例)、10〜14歳(1例)〕などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ: 定点当たり報告数は増加した。都道府県別では秋田県(15.3)、長野県(10.8)、福井県(10.5)、福島県(9.8)、鹿児島県(9.0)、岩手県(8.9)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は345例と減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約80%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では北海道(0.64)、宮崎県(0.57)、鹿児島県(0.56)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では富山県(4.3)、鳥取県(4.0)、新潟県(3.5)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では福井県(22.8)、鳥取県(14.7)、島根県(14.4)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(4.2)、沖縄県(3.1)、鹿児島県(2.4)が多い。手足口病の定点当たり報告数は微減した。都道府県別では秋田県(0.54)、福岡県(0.31)、岡山県(0.30)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では神奈川県(0.50)、宮崎県(0.49)、広島県(0.28)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では宮崎県(0.29)、沖縄県(0.24)、福岡県(0.18)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では宮崎県(0.29)、岡山県(0.25)、熊本県(0.25)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では福井県(3.4)、長崎県(2.5)、福岡県(2.0)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(4.4)、青森県(2.2)、宮城県(1.8)が多い。
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