発生動向総覧
〈第11週コメント〉 3月21日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 374例 |
3類感染症: |
細菌性赤痢10例
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菌種:S. flexneri(B群)1例_感染地域:国内(都道府県不明)
S. sonnei(D群)9例_感染地域:大阪府5例*、東京都1例、インドネシア1例、カンボジア1例、フィリピン1例
* 保育所に関連した集団発生の感染者
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腸管出血性大腸菌感染症9例(有症者7例、うちHUS なし) |
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感染地域:国内9例
国内の感染地域:鹿児島県2例、岩手県1例、宮城県1例、茨城県1例、神奈川県1例、福岡県1例、不明2例
年齢群:1歳(1例)、6歳(1例)、20代(2例)、40代(2例)、50代(2例)、60代(1例)
血清型・毒素型:O26 VT1(3例)、O157 VT1・VT2(2例)、O157 VT2(1例)、O157 VT不明(1例)、その他・不明(2例)
累積報告数:110例(有症者57例、うちHUS 3例.死亡なし)
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腸チフス1例(感染地域:兵庫県)
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4類感染症: |
A型肝炎3例(感染地域:東京都1例、新潟県1例、ケニア1例)
つつが虫病2例(感染地域:群馬県1例、愛媛県1例)
デング熱4例(感染地域:インドネシア1例、タイ1例、ミャンマー1例、インド1例)
マラリア2例
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熱帯熱1例_感染地域:ギニア
原虫種不明1例_感染地域:アフリカ(国不明)
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レジオネラ症8例(肺炎型7例、無症状病原体保有者1例)
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感染地域:福井県2例、千葉県1例、大阪府1例、愛媛県1例、宮崎県1例、国内(都道府県不明)2例
年齢群:30代(1例)、50代(1例)、60代(2例)、70代(2例)、80代(2例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢7例(腸管アメーバ症5例、腸管外アメーバ症2例) |
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感染地域:福岡県2例、宮城県1例、大阪府1例、国内(都道府県不明)2例、中国1例
感染経路:性的接触5例(異性間3例、同性間2例)、経口感染1例、不明1例
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ウイルス性肝炎4例 |
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B型4例_感染経路:性的接触3例(異性間3例)、針刺し1例
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急性脳炎4例 |
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インフルエンザウイルスB型2例_年齢群:5歳(1例)、10代(1例)
単純ヘルペスウイルス1例_年齢群:0歳
病原体不明1例_年齢群:1歳
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クロイツフェルト・ヤコブ病4例 |
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孤発性プリオン病古典型2例
遺伝性プリオン病家族性2例
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症5例 |
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年齢群:40代(1例)、50代(1例)、60代(1例)、70代(1例)、80代(1例)
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後天性免疫不全症候群7例(AIDS 1例、無症候3例、その他3例) |
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感染地域:国内5例、タイ1例、国内・国外不明1例
感染経路:性的接触5例(異性間1例、同性間4例)、不明2例
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ジアルジア症1例〔感染地域:国内(都道府県不明)〕
梅毒4例(早期顕症II期4例)
破傷風1例(年齢群:70代)
バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例
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遺伝子型:不明2例_菌検出検体:喀痰1例、尿1例
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風しん8例(検査診断例2例、臨床診断例6例)
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感染地域:大阪府3例、兵庫県2例、長野県1例、国内(都道府県不明)2例
年齢群:0歳(1例)、10〜14歳(1例)、20〜24歳(1例)、25〜29歳(2例)、35〜39歳(1例)、40代(2例)
累積報告数:84例(検査診断例62例、臨床診断例22例)
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麻しん5例〔麻しん(検査診断例4例、臨床診断例1例)〕
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感染地域:愛知県3例、千葉県1例、パキスタン1例
年齢群:1歳(1例)、10〜14歳(1例)、15〜19歳(3例)
累積報告数:76例〔麻しん(検査診断例53例、臨床診断例8例)、修飾麻しん(検査診断例15例)〕
遺伝子型別累積報告数(遺伝子型が同定・報告された症例のみ):38例
D4:4例_感染地域:千葉県1例、東京都1例、東京都/ベトナム1例、大阪府/英国1例
D8:27例_感染地域:愛知県11例、千葉県5例、山梨県2例、岐阜県2例、都道府県不明6例、タイ1例
D9:7例_感染地域:岡山県4例、千葉県1例、東京都1例、フィリピン1例
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(補)2012年第10週までに診断されたものの報告遅れとして、細菌性赤痢11例〔菌種:S. sonnei(D群)11例_感染地域:大阪府10例、インドネシア1例〕、デング熱1例(感染地域:インドネシア)、急性脳炎6例〔インフルエンザウイルスA型3例_年齢群:2歳(1例)、3歳(1例)、5歳(1例).インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:6歳.麻疹ウイルス1例_年齢群:30代.病原体不明1例_年齢群:80代〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例〔10代(1例.死亡)、30代(1例)〕、髄膜炎菌性髄膜炎1例(感染地域:福岡県、年齢群:20代)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ: 定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県別では福島県(37.88)、山形県(36.33)、新潟県(30.62)、宮城県(30.30)、北海道(28.07)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,190例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では佐賀県(0.78)、宮崎県(0.75)、徳島県(0.70)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(7.34)、鳥取県(7.05)、山形県(4.87)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(12.9)、福岡県(12.9)、愛媛県(12.2)、広島県(12.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鹿児島県(2.93)、宮崎県(2.81)、長野県(2.31)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福井県(1.41)、沖縄県(1.26)、富山県(0.48)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(1.26)、高知県(0.67)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では沖縄県(0.15)、高知県(0.13)、千葉県(0.07)、広島県(0.07)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では徳島県(0.17)、沖縄県(0.12)、富山県(0.07)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では佐賀県(1.35)、熊本県(1.27)、山梨県(1.13)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(3.43)、宮城県(2.75)、埼玉県(2.56)が多い。
〈2月コメント〉
◆性感染症について 2012年3月14日集計分 性感染症定点数:966
(産婦人科・産科・婦人科:468、泌尿器科:401、皮膚科84、性病科13)
●月別推移
2012年2月の月別定点当たり患者報告数は、性器クラミジア感染症が1.84(男0.86、女0.97)、性器ヘルペスウイルス感染症が0.67(男0.28、女0.38)、尖圭コンジローマが0.41(男0.22、女0.19)、淋菌感染症が0.75(男0.61、女0.13)であった。男性では性器クラミジア感染症、次いで淋菌感染症が多く、女性では性器クラミジア感染症、次いで性器ヘルペスウイルス感染症が多かった(図1)。
前月に比べると、男性では、4疾患すべてで減少した。女性では、性器クラミジア感染症で横ばいで、他の3疾患で減少した(27〜30ページ「グラフ総覧」参照)。過去5年間の同時期と比較すると、男性では、性器クラミジア感染症がかなり少なく、尖圭コンジローマがやや少なかった。女性では、性器クラミジア感染症、淋菌感染症がかなり少なかった(図2)。
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図1. 各性感染症が総報告数に占める割合(2月) |
●男女別・年齢階級別
年齢群別(0歳、1〜4歳、5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)でみた定点当たり報告数のピークは、男性では、性器クラミジア感染症は25〜29歳の年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症は30〜34歳の年齢群、尖圭コンジローマは25〜39歳の3つの年齢群、淋菌感染症は25〜34歳の2つの年齢群であった。女性では、性器クラミジア感染症は20〜24歳の年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症は25〜29歳の年齢群、尖圭コンジローマは20〜24歳の年齢群、淋菌感染症は15〜29歳の3つの年齢群であった(図3:PDF参照)。男女ともに4疾患すべてで15〜19歳の年齢群の報告があり、また男性の性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、女性の性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症で10〜14歳の年齢群の報告があった。また、性器クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、淋菌感染症の3疾患の報告は、男性では60代以上は僅かであり、女性では50代以上は僅かである。しかし、性器ヘルペスウイルス感染症は男女ともに、50代以降の報告も少なくない。この年齢層は再発例が含まれている可能性が以前から指摘されており、2006年4月の届出基準改正により、抗体のみ陽性のものの除外に加えて「明らかな再発例は除外する」ことが明示された。しかし、年齢群分布においての明らかな変化は見られておらず、この基準の周知徹底とともに、遵守されているかの検討なども今後必要と考える。
年齢群毎にみた定点当たり報告数の男女の比較では、性器クラミジア感染症では10〜29歳の4つの年齢群、性器ヘルペスウイルス感染症では15〜29歳、35〜44歳、65〜69歳の6つの年齢群、尖圭コンジローマでは15〜24歳の2つの年齢群という比較的低い年齢層を中心に女性が男性より多く、他の年齢群は同値あるいは男性が多かった。淋菌感染症では15〜19歳の年齢群で同値で、他の年齢群は男性が女性より多かった。ただし、性感染症定点は泌尿器科系、婦人科系および皮膚科系などの診療科から構成されており、男女の比較については各地域におけるそれらの比率等の影響を受ける可能性がある。
●若年齢層での推移
感染症法が施行された1999年4月以降について、若年層(15〜29歳)における各疾患の定点当たり報告数を男女別・月別に(図4:PDF参照)に示した。性器クラミジア感染症は男性では2003年以降減少傾向がみられた後、2009〜2010年はほぼ横ばいで推移したが、2011年以降は再び減少している。女性では2003年以降減少傾向がみられていたが、2011年以降は横ばいである。性器ヘルペスウイルス感染症は男性では2007年以降微減傾向がみられた後、2010年以降はほぼ横ばいで推移している。女性では2006年以降微減傾向がみられたが、2010年にやや増加した後、2011年以降は再び減少している。尖圭コンジローマは男女共に2006年以降微減傾向がみられたが、男性では2011年以降はほぼ横ばいで、女性では2010年以降はほぼ横ばいで推移している。淋菌感染症は男性では2003年以降減少傾向がみられ、2010年に増加傾向がみられたが、2011年以降は再び減少している。女性では2004年以降微減傾向がみられた後2007年以降は横ばいで推移していたが、2011年以降は微増している。前月との比較では、男性では性器クラミジア感染症で減少、性器ヘルペスウイルス感染症で増加、尖圭コンジローマで増加、淋菌感染症で減少であった。女性では4疾患すべてで減少であった。
◆薬剤耐性菌について (3月14集計分)
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基幹定点数(2月):467.
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●月別
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メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症
4.19(前月:4.09、前年同月:3.88)
定点当たり報告数は、例年年間を通じてほぼ一定である。2月は前月より増加し、過去10年間の同月との比較では上位に属した。
ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)感染症
0.63(前月:0.76、前年同月:0.81)
定点当たり報告数は、例年春から初夏にかけて(4〜6月)と冬(11、12月)に多く、夏(7〜9月)に少なく推移している。2月は前月より減少し、過去10年間の同月との比較では最も少なかった。
薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症
0.08(前月:0.07、前年同月:0.06)
定点当たり報告数は、例年後半が前半に比して多い傾向がある。2月は前月より増加し、過去10年間の同月との比較では中位に属した。
薬剤耐性アシネトバクター(MDRA)感染症
0.00(前月:0.00、前年同月:0.00)
報告数は2例であった。2011年2月の報告開始であるため、傾向の分析や過去との比較は未だできない。
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●年齢階級別
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MRSA感染症 高齢者に多く、70歳以上が全体の69%を占めている(図1:PDF参照)
PRSP感染症
小児と高齢者に多い。5歳未満が全体の47%を占める一方、70歳以上が全体の32%を占めている(図2:PDF参照)。
MDRP感染症 高齢者に多く、70歳以上が全体の79%を占めている(図3:PDF参照)
MDRA感染症 70歳以上で2例報告されている(図4:PDF参照)
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●性別:女性を1 として算出した男/女比
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MRSA感染症…男:女=1.7:1
PRSP感染症…男:女=1.4:1
MDRP感染症…男:女=1.6:1
MDRA感染症…男性で2例報告されている。
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●都道府県別
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MRSA感染症
定点当たり報告数は沖縄県(9.57)、福島県(8.86)、山口県(8.22)が多い。
PRSP感染症
定点当たり報告数は福島県(2.57)、福井県(2.50)、千葉県(2.22)が多い。
MDRP感染症
報告総数が39例にとどまるため、都道府県別定点当たり報告数の評価は困難である。
MDRA感染症
報告総数が2例のみであるため、都道府県別定点当たり報告数の評価は困難である。
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