|
マサチューセッツ州の8つのカウンティ(郡)で,1980年3月30日〜6月28日まで川崎病(Kawasaki syndrome=Ks)57例のクラスターがみられた。米国では最大の流行で,小児人口10万対16.5の罹患率(流行前12ヶ月では1.6),心臓合併症は29.8%にみられた。Ksが人から人に伝播したとか,患者および家族の相互に何らかの共通曝機会はみとめられず,伝播性の有無は不明,米国の患者は650名以上に達している。(日本20,000名)。心臓合併症が起って,症例の0.5〜2.8%の死因となっていることは日本と同様である。
原因は依然として不明で,米国では感染説も考えられている。
(CDC,MMWR,29,8/8)
|