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WHOは今年の5月の大会で痘瘡の根絶を宣言した。爾来種痘は痘瘡またはこれに近縁のウイルス(モンキーポックス,ワクチニア等)を扱う研究者だけが接種の適応とされる。
精製痘苗の如く他疾患の治療に種痘が使われたが,その治効は確立されておらず,従って種痘を他病の治療に応用すべきことも禁止されるべきである。本年8月15日現在,カンボジア,マダガスカル,ジブチ,チャドの5国のみが入国に種痘証明書を要するということである。なお中国は入国のための種痘を要求していないが,国内では種痘を継続する由である。
(MMWR,29,No.35,9月5日)
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