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現在わが国には海空港合わせて94ヵ所の検疫所が設置され,コレラ等の検疫伝染病をはじめとする各種伝染病病原体の侵入を防止するため有症者等からの病原微生物の検出に努めている。
近年,特に航空機による海外旅行者の急増に伴い,各種感染症なかんずく,コレラ,赤痢等下痢性疾患の輸入例が増加の一途を辿っている。
このたび,本月報誌の8月号より検疫所における当該微生物の検出状況を毎月掲載することになりましたが,当面,船舶,航空機によりコレラ様症状を呈して来航した者から検出された腸管感染症の病原細菌についてのみ載せることにしました。
なお,今回は昭和55年1月から12月までの検疫所別総計分と,今年1月からの月別,検疫所別集計分を掲載することにします。
検疫所管理室 甫立 八洲
検疫所別集計
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