Vol.2 (1981/9[019])
欧州狂犬病サーベイランスシステムによれば,1980年動物狂犬病は18,603例で,その内訳は家畜23%,野獣77%(うちキツネ69%)であった。1979年に比し,8.9%増である。ヒトの感染例は3例(2例はユーゴスラビア,1例はフランスいずれもイヌの咬み傷による)で,特に増加はない。キツネの中でもアカギツネが特に保有率が高い。 (CDC VPHN,May 1981)