|
1981年までの3年間の全国的撲滅プログラムの効果で,1981年は発生数が3,082例となったが,これはワクチン投与前の1950〜62年(年間500,000)に比べ99.4%減少したことになる。
発生率は41地区で1/100,000,2地区のみが5/100,000であり,1982年はさらに前年より減少している。1982年の最初の4週中に発生した36例中4例が輸入例,9例は輸入例からの感染例である。
編者註:ハシカのない社会を保つのには2つの問題がある。第1に患者の導入に対抗しうるレベルのハシカ免疫を社会がもっていることを確認すること,第2に他の社会のハシカに対する対策を推進,援助することである。
(MMWR,31,4,7にもとずき)
(WHO,WER,57,19,149,1982)
|