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ジォス市に9月25日まで9ヶ月住んだナイジェリア女性がラゴスを経て9月30日ロンドンに着いた。10月10日熱発,硬直があり,マラリア剤無効。10月23日ラッサ熱ウイルスが血液から分離された。特に興味あるのは,前例もそうだったが,咽喉痛やその他のラッサ熱らしい症状がないことで,両者とも白血球増多を示した。共にジォス以外には滞在していないと述べている。その後患者は回復し,ウイルス排出がなくなり,また,すべての接触者は21日にサーベイランス期間を終え,発症者はなかった。
アトランタCDCのWHO Collaboratring Centre for Special Pathogensの報告によると,ラッサ熱はジォスにエンデミックに存在し,抗体保有率は20%に達している。年間を通じて患者発生があり,英国からの派遣医師が1982年6月に発病,現地で回復した。
(CDR 82/42,44)
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