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1979〜82年におけるレジオネラ症のサーベイランスによって588症例が確認された。多くの症例は散発的なものであるが,複数患者の連鎖例が32証明され,そのうち24はホテル,7つは病院,残り1つは建設現場であった。
6つの流行例の調査と対策に関する報告(3つは印刷に付されている)をみると,すべて共通の原因が見出される。4つのホテルの例,ひとつの病院の場合は,自家用給水システムが関係している。もっとも効果的な対策は,供給水の持続的な塩素消毒に加え,温水の場合は,加熱器の温度を60℃以上にあげて,蛇口のところでの温度を少なくとも55℃,上限を60℃にすることである。単に温度を上げるだけでは完全な対策にはならない。建設現場での例のみは,冷却水システムが主な感染源であることが示された。
(CDR,83/25,3)
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