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1981年1月製造許可以来,Varicella-zoster immune globulin(VZIG)はMassachusetts Public Health Laboratoryで製造され,この州以外には米国赤十字によって配布されている。ライセンス以前は研究新薬として使用された。
1981年2月〜1983年9月までに27,641バイアル(米国24,190,カナダ1,980,他の15国1,464)が供給された。これは9,000〜10,000のVZウイルス暴露数を意味する。研究新薬期間(1978〜1980)には5,735バイアルが厳密な選択のもとに使用された。ライセンス以降,初年に3倍に増加し,1982年にはさらに67%増加したが,80年との比ではそれほどふえていない。季節的には水痘発生報告と同様1〜3月がピ−クである。
ライセンス製品に対する基本的要求数の予測がつかなかったので,初期の使用は厳密に適合例かどうか(例えば感受性免疫不全児)を確認の上,case-by-caseで分与されたが,この目的の供給量は十分であるとみなされたので,その後は医師が適切と認めた場合に使用されるようになった。
VZIG使用は基本的にはハイリスクの新生児と15歳以下の免疫不全児を対象とされるが,重症な合併症の危険が高い場合,より高年齢でも使用された。Massachusetts州における成人使用例では1981年2月〜1983年9月に40の成人例が報告(この州の要求例321の12%,供給量1,028バイアルの19%,成人は5バイアル/人),年齢は16〜73歳で最も多いのは照射や薬剤治療による免疫不全例と妊娠(各12例)である。暴露とVZIG投与の間隔は96時間以内が推奨されている。水痘は29成人(20は家族内暴露)中2名で発症,VZIGが暴露後5および2日で投与された例で感染は軽かった。この場合の10%という攻撃率は免疫不全児の30〜50%と比べて低いのでVZIG投与者の多くが免疫をもっていたとみられる。
註:VZIGの使用は,感受性でかつ確実に暴露したハイリスク者に限られるべきである。Herpes zosterの患者および水痘の受身免疫による治療は使用項目にされていない。妊娠に使用される場合は母親における重症感染の防止を目的とすべきで胎児感染阻止は期待できない。既往歴のない成人の85%以上は抗体があるが,免疫がない場合,成人感染は子供より9〜25倍riskが高いからVZIGを使用する場合は一生の免疫を得るために発症をmodifyするよう個体の状況に応じて使用されるべきである。VZIG使用のてびきがAmerican Academy of Pediatricsから最近出された。また本号にImmunization Practices Advisory Committeeによる詳細かつ綿密なrecommendationが13頁にわたって記載されているので関係者は参照されたい。
(CDC,MMWR,vol.33,bV,81,1984)
FIGURE 1. Average monthly number of vials of varicella-17:22 97/08/12zoster immune globulin distributed as an investigational new drug (IND) and as a licensed product, January 1978−September 1983,and reported varicella cases, by month, 1981−United States
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