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Vol.5 (1984/12[058])

<国内情報>
全国日本脳炎情報 11(最終版)


 今年,全国日本脳炎情報第一報は,7月13日に沖縄県での汚染地区の宣言と同時に報告され,昨年に比し,5県少ない38県が汚染地区となった。当情報は本報をもって最終版とする。

 本年の日本脳炎患者の報告は,真性25名のうち死亡4名,疑似患者10名うち死亡4名であった。これは昨年の報告に比し,真性患者は死亡数ともに同数であったが,疑似患者は患者,死者ともそれぞれ1名ずつ多かった。

 蚊によるウイルス分離は,7月27日,大阪府からの報告をはじめ,京都,徳島でも分離された。昨年より5日間早く汚染地区の報告があり,続いてコガタアカイエカから日本脳炎ウイルス分離の報告が続いたため,当初患者の大量発生が心配されたが,平年なみであった。



 と畜場のブタの日本脳炎抗体保有率 2ME感受性抗体陽性検出地区のみ抜粋
 日本脳炎患者発生情報(1984年11月15日)





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