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厚生省保健医療局感染症対策課(昭和60年7月10日)
AIDS調査検討委員会検討結果
患者の概要
1.血友病患者 男 入院中
2.血友病患者 男 死亡
AIDS調査検討委員会意見:AIDSの臨床診断の手引きおよび現在までのAIDSに関する学術的な知見をもとに検討した結果,この2症例ともAIDSである疑いが極めて濃いとの結論に達した。
防疫対策:入院中の症例については,医療機関においてAIDS患者発生時の留意点が励行されるよう,該当県に指示している。死亡した症例については,患者本人が死亡していることから2次患者の発生は無いものと判断される。
参考:AIDSの疑いがあるとされた者
血友病患者 5名(うち4名死亡)
男性同性愛者 3名(うち1名出国中)
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