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10月12日,西ミッドランズ出身のワクチン接種済みの31歳の男性にジフテリア症例が発生した。分離株はエレクゲル拡散法で毒素原性であると判定された。
患者はジフテリア抗毒素とエリスロマイシンの投与によって良好な回復を示した。家族接種者は菌陰性であったが,化学療法を開始した。患者は長距離トラック運転手で,発症3日前に最近ギリシャから帰国したヒッチハイカーを乗せたので,この人との関連が疑われている。
定期予防接種が行われるようになった1940年以来,イングランドとウェールズにおけるジフテリアの届出数は10年間に50分の1に減少し,1972年までには1桁に達した。最近10年間は届出数27,死者1である。接触者の追跡では同居者と家族のみに陽性者が出ている。
(CDR,86/42,1986)
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