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Vol.8 (1987/5[087])

<外国情報>
ブタインフルエンザ−英国


1982年春,Hsw1N1,Wisconsin株が,おそらく米国から輸入されたブタによってデンマークに導入され,この国でブタ感染の主流株となった。英国においては,1985年9月にSuffolkで感染が血清学的に確認され,1986年3〜4月にはHumbersideでデンマーク株と同一株が分離された。これは1985年デンマークから輸入されたブタによってもちこまれたものとみられる。1983年の1例を別にすれば,英国は第2次大戦以来ブタインフルエンザはなかった。デンマークから英国への生きたブタの輸入は,1983〜84年にはなく,1985年は少数ずつ5回あった。英国ではヒト感染例は確認されていないが,ブタに再来したことは注目に価する。

(CDR,87/10,1987)






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