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Vol.8 (1987/10[092])

<外国情報>
ノースカロライナ州の赤痢−米国


 本年,ナンタハラ国立森林公園で7月1日〜7日に行われたRainbow Family年次集会に出席した人の間に下痢性疾患が大流行した。参加人員は推定約12,000人,罹患率は50%以上であったらしい。9州からの参加者25人から集会参加後ソンネ赤痢菌が分離された。

 抗生物質耐性を有する分離株中18/18はアンピシリン耐性,8/9はトリメトプリムサルファメトキサゾール耐性,5/5はテトラサイクリン耐性であった。

 貧弱な衛生状態,飲料水の不足,不適当な土掘り便所と,行事期間中しばしば降雨があったことが感染と伝播を促進したとみられる。他の腸管感染症の混合感染があったかどうか調査はなされていない。

(CDC,MMWR,36,27,1987)






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