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Vol.9 (1988/2[096]) <国内情報> |
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沖縄県における淋菌の分離状況 | |
沖縄県には広大な米軍基地が存在し,性病対策も特異な経緯を経てきた。すなわち,昭和26年より性病の保健所における診療は米軍の施策により無料となり,本県の本土復帰後の昭和57年9月まで続いた。同年10月以降は保健所における性病診療も有料となり保険診療の対象となった。その結果,保健所における本症患者特に未成年者の受診者数は減少してきた。しかし,まだ性病診療は本県の保健所業務の中で結核の診療と並んで重要なウエイトを占めている。 |