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Vol.9 (1988/3[097])

<外国情報>
インフルエンザA(H3N2)の抗原変異−米国


 WHOインフルエンザセンターはA(H3N2)ウイルスの抗原変異株を検出した。代表株はいずれも1987年4月に分離されたA/Victoria/7/87(オーストラリア)とA/Sichuan/2/87(中国四川省)である。両株のフェレット血清は以前の流行株との反応が低い。最近のアジア,オセアニア,米国の分離株はA/Leningrad/360/86(ワクチン株)とA/Sichuan/2/87の中間パターンを示している。現在のワクチン接種者の抗体反応は新分離株に対しては低い。ハイリスク者にはアマンタジン使用が勧められる。

(CDC,MMWR,37,No.3,1988)



TABLE 1.Hemagglutination-inhibition reactions※ of influenza type A(H3N2) viruses





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