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Vol.9 (1988/6[100])

<外国情報>
先天性風疹サーベイランス−英国


 前回1984年につづき5回目の全国集計報告である。1971〜87年6月までに917例の先天性風疹例が報告された。複数障害児は359,単一障害児(主に知覚神経性難聴)が367。感染のみで障害のないものが191。IgM検出法の進歩で臨床的に正常な感染児の報告が増加した。英国では1958年以降に生まれた年代がワクチン対象であるが,先天性風疹児の母親のうち13%はこれ以降に生まれた者である。また,出産後に抗体陰性者にワクチン接種を奨めているにもかかわらず,上記の60%は経産婦で,抗体陰性母親の35%はワクチンを受けていない。しかし,ワクチンによって患者発生数,先天性風疹例,および風疹罹患による妊婦中絶は確実に減少している。

(CDR,88/15,1988)



Table 1 Cases of CRS and CRI by year of birth to NCRSP





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