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Vol.9 (1988/11[105])

<外国情報>
Salmonella enteritidisサーベイランス−英国


近年,英国でS. enteritidisの分離が激増しており,CDSCに報告のあった全サルモネラ分離数に対するS. enteritidisの割合は,1982年の9%(1,101/12,322)から1987年には33%(6,858/20,532)に増え,1988年は8月末までで,すでに51%(6,582/12,841)となった。1988年のサルモネラ食中毒の大部分は散発例で,集団発生は19例(患者数409名)であった。ほとんどの集団発生で原因食に生卵が疑われ,S. enteritidis,ファージ型の4の菌が分離された。1988年の分離菌の2/3が同一血清型,ファージ型であることから,散発例も生卵との関連が考えられるが,確証はない。保健省は関連機関に卵の生食をしないよう注意を呼びかけている。

(CDR,88/34,1988)






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