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通常,肺炎による死亡は老人に多いが,ニューヨーク市では25〜44歳の肺炎と気管支肺炎の死亡率がHIV感染者中,とくに薬物濫用者で増加し,1978年と1987年の比較で10万対死亡数が男性では4.2から19.1に,女性では2.4から6.5に増加した。1986年に入院した25〜44歳の肺炎死亡例230中192の調査では,153(80%)がAIDSハイリスク者,そのうち126が薬物濫用者だった。この傾向は他の市においてもAIDS発生数の多い市ほどめだって認められる。
(CDC,MMWR,37,No.38,1988)
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