HOME 目次 記事一覧 索引 操作方法 上へ 前へ 次へ

Vol.9 (1988/11[105])

<外国情報>
米大陸のデング熱,1986年


合計88,750(前年は68,998,前々年は43,435が報告されたが,明らかにこれは実際より少ない数である(表1)。

米大陸におけるデング熱ウイルスの疫学は2つの理由で変りつつあり,発生は増加している。(1)複数型が同時流行し,このためデング出血熱が増加している。これはDHFが初めて認められた1960年代の東南アジアの状況に類似する。(2)Aedes albopictusが新たに導入され,米国17州とブラジル3州に広がった。これにより,その地域におけるウイルスの存続効率が高まり,感染の増加,したがって重症例の可能性が高まった。

(CDC,MMWR,37,No.8,1988)



Table 1. Cases of dengue in the Americas, by country, 1986





前へ 次へ
copyright
IASR