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CDSC(Communicable Disease Surveillance Center)は英国およびウェールズにおけるライム病のサーベイランスを始めた。これにはレプトスピラ・レファレンスユニットと病院の臨床検査部門が当たる他,医学細菌学者の協力を求めている。
サーベイランスでは,疫学および臨床所見の記載,職業などのリスクファクターの確認を行うことになっている。また,ライム病の診断には,臨床診断と血清診断が併用されているが,後者は感受性および特異性に問題があるので,患者情報には検査結果(陽性および陰性)の記載を要求している。レファレンスユニット等で行った血清検査の結果は質問用紙を付けて検体提出機関へ還元するので,回答をCDSCに送付するよう呼びかけている。
(CDR,89/09,1989)
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