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この地域のデング熱は1987年が最高で,この年の患者発生と死亡はビルマで7,297と222,インドネシアで22,765と1,039,タイでは171,630と896だった。この発生数は,これまでの年平均の2〜4倍である。この地域で1988年になお発生が続いている。インド,モルジブ,スリランカでは散発例が報告されている。患者平均年齢はデング熱で5.45歳,デング出血熱で8.5歳。
長期計画として発生源対策が開始されている。1988年3月にラングーンで3国会議,8月にバンコクでWHO協力センター会議が開催された。1,2,4型弱毒生ワクチンが1相臨床試験に入っていて有望視されている。
(WHO,WER,64,23,1989)
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