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麻しんに関する予防接種諮問委員会(ACIP)は,麻しん予防接種についての勧告の改訂版を発表した。基本的変更は,子供の麻しんワクチン接種を従来の1回接種から2回接種としたことで,両接種とも三混ワクチン(MMR)の使用を勧めている。勧告はさらに成人の免疫や流行対策についても述べている。本勧告によれば,麻しんワクチンの接種は,一般には,初回は15ヵ月齢,追加接種は4〜6歳(幼稚園または小学校入学時),ただし,流行地域では,初回12ヵ月齢とされている。また,カレッジ等学校および医療関係者では,入学または雇用時に,生後1年以降に2回接種を受けた記録,または麻しん既往歴の記録の提出を要求することとしている。
(CDC,MMWR,38,No.S−9,1989)
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