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1989年5月,衛生当局はWHOと共同で撲滅戦略を明確にするためにEPIプログラムを検討した。タイではOPV3回投与を1960年初めに導入した結果,年間患者発生は1979年の1,000以上から1988年は10に低下した。1歳以下の3回接種率は77%(24〜100%)。9/73(12%)の県がポリオフリー(ワクチン投与率80%以上で3年連続して患者発生0)とみなされている。検査室診断はNIHウイルス部が実施,分離にはHEp-2とLLC-MK2を使用。3血清型のすべての型が分離されている。流行ウイルスの分析にオリゴヌクレオチドマッピングを実施中。年間500万dosesのOPVを必要とし,最近のはRotary Internationalから供与された。投与に至る過程で定期的に検査をおこない,コールドチェインに関する情報を得ている。
(WHO,WER,65,No.7,1990)
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