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1988/89Reyeサーベイランス年(8月〜7月)の報告数28中,審査で確認されたのは19例で1983/84年(79例)以降ひきつづき減少がめだっている。男11,女8,中間年齢7.7ヵ月,平均年齢1歳4ヵ月(2.7月〜6歳)。10例が10〜12月に発生。死亡9例,重症神経後遺症3例,治癒4例,不明3例。発症前のアスピリン投与は1例。積極的に収集しているにかかわらず発生数の減少がめだち,患者年齢は最低であった。おそらく報告中には先天性代謝異常例が含まれているとみられる。米国と異なり,インフルエンザとの関連は認められず,注目すべきことに1989/90シーズンは1976年以後最大のインフルエンザ流行があったにかかわらず報告は9例にすぎない。
(CDR,90/09,1990)
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