HOME 目次 記事一覧 索引 操作方法 上へ 前へ 次へ

Vol.11 (1990/10[128])

<外国情報>
HIV−1,HIV−2,HTLV−T/HTLV−UのWB検査結果の判定規準−WHO案


 WBには問題があるとはいえ,当分,確認試験として利用されるだろう。Global Programme on AIDSは1990年4月23日〜25日の会議で,WBのバンドの名称と判定規準案を作成した。この規準案(少なくとも2envバンドを含む)では陽性の特異性が増すが感度はやや落ち,HIV−1とHIV−2に変差反応を示す血清の区別をより容易にした。あるWBのロットでは2つの高分子量バンド(gp160とgp120)が十分に分かれない。この場合は必ずtransmembrane glycoproteinバンド(HIV−1ではgp41)が認められなければならない。さらに,判定保留例のフォローアップ方法が勧告された。

(WHO,WER,65,No.37,1990)



Proposed criteria for interpreting WB for HIV-1*, HIV-2**, and HTLV-T/HTLV-U
判定保留例のfollow-up





前へ 次へ
copyright
IASR