Vol.12 (1991/3[133])
1991年1月から2月2日までに24例の出血性大腸炎が報告された。患者はプレストン居住者あるいは訪問者に多く発生した。24名中3名はHUSを併発したが,全員快方に向かっている。24例中21例から大腸菌O157が分離された。分離株はすべてベロ毒素産生,ウレアーゼ陽性,ファージ型31var.の性状を示した。プレストンでの調査でハンバーガーが推定原因食とされたので,当局は関係者に対しハンバーガーは十分に熱を通すよう注意を与えた。 (CDR,Vol.1,No.5, 6, 8,1991)