Vol.12 (1991/3[133])
1月にインフルエンザが北米,ヨーロッパ,日本で増加した。米国の数州とカナダの1県が広範な流行を報じ,また,日本の数県で集発がみられた。ヨーロッパは比較的静かだが,散発例のウイルス分離報告は増加している。B型が北米とヨーロッパで多く,後半A(H1N1)が増えている。A(H1N1)はスウェーデンで12〜1月に集発した。日本,韓国ではA(H3N2)が主流で,日本ではA(H1N1)とBも報告されている。 (WHO,WER,66,No.6,38,1991)