Vol.12 (1991/6[136])
1981〜1990年に英国では1,686例の腸チフスが発生し,うち1,502(89%)が海外由来であった。由来別ではインド亜大陸が最も多く70%,次いで地中海沿岸および中東諸国約15%,残りはアジア,アフリカ等であった。 同時期,パラチフスAは611例発生し,うち591(97%)が海外由来であった。由来別で最も多かったのはインド亜大陸で90%,地中海沿岸および中東諸国が約2%,残りはアジア地域であった。 (CDR,1,No.16,71,1991)