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Vol.12 (1991/11[141])

<外国情報>
最近のインフルエンザウイルス分離株の抗原分析−WHO協力インフルエンザセンター,アトランタおよびロンドン


1991年3月以降(1991/92シーズンワクチン用推奨株発表以後)の分離株の抗原性が解析された。大部分はワクチン用推奨株にきわめて近い。3月以降の主流はB型で,大部分が過去2シーズンに共存して流行した2変異株,B/山形/16/88とB/香港/22/89類似株である。A(H)は3月初旬に数株のみだったが,4月半ば以降分離数が増加し,分離総数はB型より少ないが活動は広域化しているようにみえる。抗原型は前シーズン株(A/シンガポール/6/86,A/台湾/1/86またはA/ビクトリア/36/88)類似株。A(H)は3月以降主として米大陸から分離。A/北京/353/89様変異株である。

(WHO,WER,66,No.42,311,1991)






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