Vol.12 (1991/12[142])
41歳男性が麻痺発症後24時間で死亡。診断はギランバレー症候群だったが,脊髄の病理標本所見によってポリオと診断変更された。患者はワクチン歴,ワクチン投与者との接触歴,外国旅行歴のいずれもない。イングランド/ウェールズでは,1985〜90年に19例のポリオ麻痺例があり,うち12はワクチン関連例,5は輸入例,2は不明である。当局は急性弛緩性または球麻痺の例ではポリオの検査を実施するよう勧告している。 (CDR,1,No.46,219,1991)