Vol.13 (1992/3[145])
1991年12月〜1992年1月にかけて英国ストックポートの病院内精薄施設(成人,18ベッド)で8名の赤痢様集団発生があり,うち4名からE. coli O157が分離され,1名が抗体陽性であった。患者の主な症状は下痢で,3名が死亡した。4株ともファージ型2,VT産生陽性であった。手洗い等腸管感染症に対する一般的注意と院内での患者の移動制限措置で,その後の患者発生は見られていない。 (CDR,2,bS,13,1992)