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Vol.13 (1992/3[145])

<外国情報>
SRSV感染 1981〜90−イングランド/ウェールズ


 本集計におけるSRSV情報は任意の検査室の報告によるものである。1990年の胃腸炎からの病原体報告9万件中18%がウイルス,内訳はロタ85%,アデノ9%,アストロ2.5%,カリシ1%,SRSVは2.5%であった。5歳以下と65歳以上が多い。1990年に報告されたSRSV集発は21件(患者429人),検査された196人中47(24%)がウイルス陽性だった。高齢者ホーム,病院,キャンプ地,ホテル,学校,保育所などで発生した。感染経路として施設の環境汚染,食堂の調理人の感染(多くは無症状),汚染生貝などがあげられた。英国では水系感染は報告されていない。PHLSは一般医療機関において胃腸炎の病因となる各病原体の頻度を知るためのパイロット研究を実施中である。

(CDR,1,bq13,R144,1991)






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