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Vol.13 (1992/4[146])

<外国情報>
ワクチン関連ポリオ−英国


 ワクチン投与乳児からの接触感染とみられる麻痺型ポリオが2例報告された。ともに成人男性で,乳児のワクチン投与後1例では2ヵ月以内,1例は1ヵ月以内に発症,便材料から前者は2型セービン様,後者は3型(型内鑑別未定)が分離された。イングランド/ウェールズにおける1985年以降の麻痺型ポリオ報告は22例,うち5例がワクチン投与児からの接触感染成人で,1985〜91年のワクチン関連家族内接触感染による麻痺型ポリオのリスクは初回投与で1/100万,追加投与では0である。現在18ヵ月齢児のワクチン投与率は93%であるが,成人は低く,1958年以前の出生者には免疫のない者がいるので,ワクチン投与児の世話にあたっては,手洗い等厳密な衛生管理が必要である。

(CDR,2,bT,21,1992)






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