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Vol.13 (1992/8[150])

<外国情報>
麻疹ワクチン接種効果−英国


 1988年10月〜89年3月の麻疹流行に際し,ワクチン接種歴のある児の麻疹発生が注目された。このためワクチン接種効果について電算機入力情報を利用して迅速評価が行われた。1988年7月〜91年12月の3年半の患者/調査数は,ワクチン接種者27/158,559,非接種者150/54,633でワクチン有効率は94%(95%信頼限界,91〜96%),ワクチン接種率(MMRを含む)は94%だった。ワクチン接種者が急速に増加したために接種群中の患者発生がめだつようになったと結論された。このデータファイルによる迅速推定は診断,報告に関する確認が不十分なので信頼性には問題があろう。計算は次式によった。

  有効率=(非接種者感染率 − 接種者感染率)/非接種者感染率 × 100

(CDR,2,RbT,R59,1992)






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