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Vol.13 (1992/9[151])

<外国情報>
世界のコレラ 1991


 1966年にインドネシアのセレベスに端を発したエルトールコレラのパンデミーは,1991年で地球を一巡した。1991年には,ペルーで発生したコレラが中南米7ヵ国で大流行し,アメリカ大陸からは391,220の患者と4,002の死亡が報告された。この年はアフリカでも大流行があり,21ヵ国の患者数は153,367,死者13,998に達した。アフリカでの発生は1970年以来最大である。アジアでは患者数49,791,死亡数1,286,ヨーロッパではそれぞれ316,9名であった。従来より多くの国で,多くの発生をみた理由として,1991年は各地で社会的混乱があり,人口の移動があり,生活レベルの低下を来したためと考えられる。



(WHO,WER,67,No.34,253,1992)



Table 1. Cases of cholera notified to WHO, 1991
Table 2. Case-fatality rate (%) during cholera epidemics, 1991





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