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Vol.13 (1992/9[151])

<外国情報>
リコンビナントDNA B型肝炎ワクチンの接種量と抗体の持続−シンガポール


 B-HepacU:健康ボランティア12〜45歳126名に2.5,5または10μg/doseが0,1,6月に3回筋注され,12,24,36月にHBsAg,抗HBsおよび抗HBcが判定された。各dose群間で抗HBs陽転率に差はなかった(90〜95%)。GMTは接種から下降するが,24月後はいずれも安定した。1および3年後の10IU/l以上の抗体保有率は2.5μg群が80%および63%に対し,5μgおよび10μg群ではすべて89%以上だった。しかし2年後の追加接種では2.5μg群もよく反応するので2.5μgでも接種は有効とみられる。

 Engerix B:健康ボランティア16〜45歳82名に標準量20μgと10μgを0,1,6月に3回筋注した。2月後の抗HBs陽性率は95および97.6%,GMTも有意差はなかった。半量でも十分有効と結論された。

(Singapore,ENB,18,bR,13,1992)






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