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Vol.13 (1992/11[153])

<外国情報>
カンピロバクターサーベイランス−英国


 1992年32週までにCDSCに報告されたカンピロバクター感染者は22,364(前年同期19,252)であった。発生のピークは6〜7月で,C. jejuniが大部分を占めた。感染の原因は本菌で汚染された飲食物(生乳,鳥肉,未滅菌飲料水等)であった。集団発生は8件で,最大規模は130名,次いで大きかったのは72名,他の6集発事例の規模は2〜23名であった。集団事例の解析には血清型別が有用で,130名の事例はPenner 4,Lior NT,72名の事例は検査した19株中17株がPenner 17,2株がPenner 23であった。PHLでは,飲食物からのカンピロバクター検出にPCR法を試みており,集発の際に原因食を提供するよう呼びかけている。

(CDR,2,36,163,1992)






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