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Vol.13 (1992/12[154])

<外国情報>
米大陸の麻痺ポリオの根絶


 Pan American Health Organization(PAHO)では,1991年8月のペルーにおける2歳男児例を最後としてその後1年間野生ポリオ検査室確認例が報告されていない。米大陸のポリオ根絶計画はPAHO主導で1985年5月に開始された。経口生ポリオワクチン投与のNational Vaccination Dayの設定および強力なサーベイランス活動によって,1986年の約1,000報告例から1991年は検査室確認例9(8はコロンビア),1992年は現在まで0である。1990年7月,PAHOは国際確認委員会を設置,少なくとも1995年まで活動を予定。この実績は他の地域における野生ポリオ根絶計画の成功の可能性を支持するものである。

(CDC,MMWR,41,36,681,1992)






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