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1992年10月に130例の新しいAIDS患者が出た。99例はおそらく男性同性間での感染(2例死亡),16例が異性間性的接触(1例死亡),6例が薬物使用による感染(1例死亡)であった。また,2例が血清因子の輸液(1例死亡),6例が母親から子供への感染(2例死亡)であり,1例は感染経路不明。1982年に調査開始以来,計6,684例のAIDS症例が報告され(男性6,246,女性438),そのうち4,126例(62%)が死亡している。AIDS症例は,1990年11月〜1992年10月の間の後期12カ月に,前期12カ月より14%増加している(1,322→1,504)。この間,症例の男性同性愛者の占める割合が16%増加(933→1,085),異性間性的接触によるものは29%増加(164→212),薬物使用によるものは18%減少(89→73)した。テムズ川北西および北東領域が,現在までのところ全症例の57%(3,805)を占める。1992年第1四半期の発生症例数は,前年同期と比べ14%高い。
(CDSC,CDR,2,No.47,217,1992)
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