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1991年9,10月にカリフォルニア州刑務所内で2人の受刑者と1人の職員が活動性結核(TB)と診定された。本報告は結核菌の進行性の伝播が当刑務所内で発生していたかどうかのカリフォルニア保健局,カリフォルニア刑務局およびCDCによる調査結果である。
1991年に当刑務所に入所中にTBと診断された10人のうち,2人は入所前にはツベルクリンテスト陰性で,1人はHIV抗体陰性,他の1人もHIVの疑いはなかった。1991年9月,1人の職員が肺結核と診定されたが,感染源は不明であった。この職員は当刑務所のHIV施設でカウンセラーとして勤務し,結核に罹っていた3人の受刑者の1人と会っていたが,刑務所外でTBに暴露されてはいない。
(CDC,MMWR,41,No.49,927,1992)
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