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Vol.14 (1993/4[158])

<外国情報>
コレラ最新情報,1992−西半球


 中央および南アメリカ各地にわたってコレラ流行が続いている(図1)。本報告は1992年の最新情報である。

 1992年,339,561のコレラ事例および死者2,321名が西半球の21カ国で報告され,1991年1月の流行発生以来累計731,312事例および死者6,323名となった(表1)。

 1992年,102事例のコレラがアメリカ合衆国で報告されたが,これは1961年にCDCでコレラの調査を始めて以来の最高数である。発生事例は12州で報告され,カリフォルニア(64事例),ネバダ(15),テキサス(4),メリーランド(3),ニューヨーク(3),アリゾナ(2),コネティカット(2),フロリダ(2),ハワイ(2),ルイジアナ(2),ワシントン(2)およびニュージャージー(1)であった。75事例は1992年2月に南アメリカからロサンゼルスに到着した飛行機の機内食の海産食品を摂食した旅行者に発生し,1名は死亡した。

(CDC,MMWR,42,No.5,89,1993)



FIGURE 1 Spread of epidemic cholera-Latin America, 1991-1992
TABLE1. Cholera cases reported to the Pan American Health Organization-Western Hemisphere, 1991-1992





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