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Vol.14 (1993/6[160])

<外国情報>
薬剤耐性結核−シンガポール


 シンガポールのNational TB Control Programによると,結核患者発生率は1960年は307/10万であったが,1991年は55/10万,死亡率4/10万と,ともに減少した。1991年の新患者発生総数は1,531名,再発患者は約200名であった。シンガポールではすべての患者の分離株についてストレプトマイシン,イソナイアジド,リファンピシンに対する感受性検査を日常化している。1989〜91年の結果によると,新患者からの分離株では93%がこれら3剤に感受性,6%が1剤,1%が多剤耐性であった。一方,再発患者からの分離株では82%が3剤に感受性,10%が1剤,8%が多剤耐性で,新患者に比べ耐性菌の検出率は高かった。

(Shingapore ENB,19,No.2,7,1993)






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