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Vol.14 (1993/8[162])
<外国情報>
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Vibrio cholerae O139について−英国
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Vibrio cholerae,non O1による下痢症は従来,散発例がほとんどであった。現在インドおよびバングラデシュでは,コレラ毒素を産生するV.cholerae,non O1が流行しており,死者も出ている。
血清型O139と名付けられた本菌は,伝染性,臨床症状ともに血清型O1によるコレラと区別できないので,防疫対策および治療は従来のコレラと同様に行うよう勧告する。ただし,従来のO1ワクチンの効果は疑わしい。
(CDSC,CDR,3,No.24,107,1993)
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