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CDCは1985年にC. trachomatis感染の予防とコントロールためのガイドラインを示したが,今回の勧告はこのガイドラインを新しくしたもので,1991年3月26〜28日にジョージア州アトランタで開かれたクラミジア予防のための専門家会議での協議後に作成された。
勧告は,クラミジア感染の摘発と治療,未感染者への伝播防止によりクラミジアの罹患率を減少させるための国家的戦略を提言している。この戦略は,1)AIDSや他の性病のために行われている広範な教育活動,2)簡便で経済的かつ正確なクラミジア検査法が容易に入手でき,感染者や性的パートナーへの診断治療ができるようになったことから可能になったとしている。
勧告の内容は上記の感染予防のための戦略のほか,実験室内診断法,患者ケア,抗生物質療法,サーベイランス体制の確立,戦略的協力の組織化などに対する勧告からなっている。
(CDC,MMWR,42,bqR-12,1993)
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