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Vol.15 (1994/2[168])

<外国情報>
自己報告によるHIVハイリスク群のHIV抗体検査受診率,1991〜92−米国・南ロサンゼルス


 1985年以来,公的扶助によるHIV検査がなされてきたが,HIV感染のハイリスク群にどの程度浸透しているか明らかでない。薬物常用者(IDU),男性IDUのセックスパートナー,女性売春婦などのHIVハイリスク群を対象に,1991年4月〜92年9月までロングビーチで匿名の街頭インタビューを行った。

 1,709名(71%)の人が過去にHIV検査を受けたことがあると答えた(718人の男性IDUの65%,1,675人のハイリスク群の女性74%)。男性IDUでは,黒人や同性/異性愛者に受診率が低い傾向がみられた。ハイリスク群の女性の間では,黒人の30歳以下の異性愛者の受診率が低かった。自分の検査結果を知っている人は89%であった(男性IDU88%,ハイリスク群の女性89%)。男性IDUでは差がみられなかったが,女性では,黒人でなく,IDUのパートナーを持たない群に検査結果を知る者が多かった。

(CDC,MMWR,42,40,786,1993)






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