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Vol.15 (1994/6[172])

<外国情報>
炒飯によるセレウス菌食中毒,1993−米国・バージニア


 7月21日,養護施設の6歳以下の子供82名および職員9名に炒飯の昼食が出され,80名中67名がそれを食べた。14名(21%)が発症したが,食べなかった13名は発症しなかった。症状は嘔吐(71%),腹部痙攣や痛み(36%),下痢(14%)であった。14例中12名は2.5〜5歳の子供で,2名は職員であった。平均潜伏期間は2時間(1.5〜3.5時間),症状は発症後4時間(1.5〜22時間)でおさまった。

地元のレストランで調理されたトリ炒飯が推定原因食とされ,トリ炒飯を食べた48名が発症した。セレウス菌が食べ残しから(106以上/g),1人の子供の嘔吐物から(105以上/g)分離された。炒飯に用いられた飯は7月20日の夜に調理された後,冷蔵前に室温で冷やされ,翌朝調理したトリ肉片と共に油で炒められ,10時30分に施設に届けられた。昼に再加熱せずに食事に供された。

(CDC,MMWR,43,10,177,1994)






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