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1.今回(平成6年3月〜4月末日まで)のエイズサーベイランス委員会への患者−感染者の報告は70名で,前回(平成6年1月〜2月末日まで)よりも4名多い。このうち日本人は42名で,2ヵ月間の報告としては前回に引き続き,過去最高である。しかし,患者としての報告は13名で,前回よりも2名少ない。
2.感染原因別では,異性間の性的接触が30名,同性間の性的接触が17名,その他−不明が23名である。その他−不明の中には,海外において輸血により感染した外国人が1名含まれている。
3.日本人男性の報告は37名であり,2ヵ月間の報告数としては,過去最高である。年齢別では,40歳代が12名と最も多く,20歳代が10名,30歳代が7名である。感染原因は,同性間の性的接触が17名,異性間の性的接触が14名,不明−その他が6名である。
日本人男性の感染原因を年齢別にみると,29歳以下では,同性間性的接触が6名,異性間性的接触が4名,不明−その他が1名,30歳代では,同性間性的接触が5名,異性間性的接触が2名,40歳代では,同性間性的接触が4名,異性間性的接触が5名,不明−その他が3名,50歳以上では,同性間性的接触が2名,異性間性的接触が3名,不明−その他が1名,年齢および感染原因不明が1名である。
さらに,感染原因別に感染地域をみると,同性間性的接触17名は国内が12名,海外が2名,不明が3名であり,異性間性的接触14名は国内が7名,海外が5名,不明が2名である。
厚生省エイズ結核感染症課
HIV感染者情報(平成6年3月1日〜4月末日)
エイズ患者等の届け出状況(平成6年4月末現在)
(参考)凝固因子製剤による感染を除く患者−感染者等の状況
都道府県別HIV感染者(患者を含む)
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